八重洲で働くシングルマザーのブログ

HRのこと、少子化や育児のことなど色々つぶやきます。

目の前の仕事から、機会は創れる

4/17(月)は、常見さんにお声がけ頂き
こちらのイベントへ。

bookandbeer.com


やっていきたいことが、組織に属してやるのが難しい場合は、起業や独立といった選択肢もあるな

退路を絶って会社の看板やその他リソースに頼らず、自分の力で勝負してみたいな

という気持ちはありつつも、
「イマココにない新たな価値をイノベーティブにゼロイチで生み出したいんだぜyeah!」
(つまり新規事業とかやりたい)

とか強く想ったことは特にない人間なのですが、常見さんに会いたいのと、石川さん・柳瀬さんのお話が面白そうだなと思って参加させて頂きました。

色々と刺激的なお話がたくさんでしたが、
一番印象的で納得感があったのは

「目の前の仕事から、機会は創れる」
「通常業務の範囲で発明、革命を!」

といった内容でした。

今ここにある仕事が、なんの機会になりうるのか?
と考えられる人と、
ただの作業、ルーチンワークとしか捉えられない人では、
掴めるチャンスの数が圧倒的に違うでしょう。

やらされている、つまらない仕事だと思うか
この環境、この仕事をうまく使ってやる、
と思えるか。

新規事業などというと
ベンチャーキャピタリストの前でピッチして、「それは斬新だ!」って出資してもらって…
みたいなすごくイノベーティブなカッコいい感じをイメージする人が多いけれど

何か斬新なイノベーションが起こることなど、めったにない。
たいていはイノベーションじゃなく、プログレス。
日々のプログレスの積み重ねこそ大事なのではないか、と。

NEWRINGの運営ずっとやってきて、
オールアバウトの創業メンバーだった、イノベーティブ案件ばっかしに触れてきたイメージの石川さんまでも、そうおっしゃるんだもんなぁ。

柳瀬さんも、自身の企画の多くは
自分にとっては慣れ親しんだ通常業務の中から発展させたものだとおっしゃっていた。

また、「社長の肝入り!」みたいに、話が大きくなりすぎるほど
失敗しづらくなる。リスクを取りづらくなる。

リクルートも良く、「お客様が、今はないけどこんなサービスやってくれるならお金払うって言ってくださってるから、やってみてもいいっすか」
「一社でもそれを求めていて、お金を払うとおっしゃってくれているお客様がいらっしゃるなら、やってみれば」
といった、フィジビリとか個社特別対応から生まれていったビジネスチャンスが色々あったと。

リーンスタートアップなんて言葉が知られてきて久しいが、
小さく、リスク少なく始めるのっていいよ、
という。
※しかし、経営会議で「これからはリーンスタートアップだ!」とか声高々言ってる会社はちょっと危険よ、とも笑

あらためて、私が人事として向き合っている、日々の面接やクロージング、現場とのやりとりは
如何様にもクリエイティブにしていける、ドラマに満ち溢れた仕事ばかりで感謝。

でも、人事に限らずスタッフの業務は、ともすれば「作業」としか捉えられない人もいるんだろう。
毎日面接して書類選考して、おんなじ事の繰り返しで一体何になるの!と。
毎日プレスリリース書いてレビューもらって送って、社内報作ってblog書いてるだけ!と。

でもそれって経営視点から落とし込んだら、
日々のひとつひとつの業務が、とても意味深く、機会に満ち溢れているもの。
自分のやりがいや成長にとっても、だ。

折を見て見返す、スティーブ・ジョブズのスピーチ。
connecting the dotsの話はあまりにも有名ですが
もし「毎日何件もテレアポして、おんなじ事の繰り返しで、何になるんだよ」
って既に思っちゃってる新入社員がいたら
是非見て欲しいし、石川さんや常見さんの記事も読んで欲しいなと思います。

youtu.be


新規事業うんぬんだけでなく
仕事に向き合うスタンス自体への学びが大きい時間でした。
常見さん、ありがとうございました!